福祉ネイルとは、老人ホームや障がい者施設などの利用者様に対して、ネイルやハンドトリートメントなどのサービスを提供することです。原則的にはJHWN(一般社団法人 日本保健福祉ネイリスト協会)の資格を有する福祉ネイリストが施設に伺い、利用者様のご要望に応じて施術を行います。ボランティア(無償)で行うネイリストもいますが、より多くの福祉ネイリストを育成するため、きちんと報酬をいただく「仕事」としての活動を推奨しています。
訪問・福祉ネイリストは、ネイルという施術を通じて様々な年齢層のお客様に笑顔を届けられる魅力的なお仕事です。
もちろんプロとしての専門的な知識や技能は必要ですが、訪問・福祉ネイリストとして最も大切なのは「活動を通じてお客様に喜んてもらいたい」という強い思いではないかと思います。
※報酬は施設・サービス内容によって異なります
2012年、高齢者に向けたネイルサービスとして、福祉ネイルの活動は始まりました。
きっかけは一件の老人ホームからの依頼でした。出張ネイルとして初めて訪問した際、全くネイルをしたことがないという利用者がほとんどでした。
しかし、訪問先施設の方々、サービスを受けた高齢者の方々より「また来月来て欲しい」とリピートを望むお声を頂きました。
リピートの理由として「爪がキレイになることで利用者が元気になって前向きさが出てきた」「ネイリストとの会話やスキンシップにより癒され心が安定につながった」ことなどが挙げられます。
ネイル出張サービスは好評を頂き、訪問先も増えてまいりました。 その中でネイリストの数が足りなくなってきたため、福祉ネイルに特化したスクールを運営することにしました。
技術が先に立つのでは無く接遇に重きをおく「美容サービスを通じて感動を与えることを使命」とする福祉ネイリストを育てることによって、日本中に”癒し・元気・希望”を感じてもらい、笑顔になって頂くことを目的として2014年9月にシニアチャレンジッドメンタルビューティー協会(SMBA)は誕生しました。